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愛犬との絆を深める新習慣!自宅で安心・安全にできる肛門腺ケア

愛するわんちゃんが、お尻を気にしたり、床に擦り付けたりする仕草を見せたことはありませんか。
あるいは、どこか不快そうにしている姿に、心が締め付けられる思いを抱いた経験をお持ちかもしれません。
もしかすると、そのサインは「肛門腺」のケアを必要としている証拠かもしれません。

多くの飼い主様が、肛門腺絞りについて「難しい」「自宅でやるのは怖い」「愛犬に痛い思いをさせたくない」といった不安を感じていらっしゃいます。

しかし、適切にケアしてあげることで、愛犬は格段に快適になり、何よりも飼い主様との信頼関係を深めるかけがえのない時間にもなります。

この記事では、心理学と行動学を専門とするドッグトレーナーである私が、初心者の方でも自宅で安心・安全に愛犬の肛門腺ケアを行うための具体的な方法と、愛犬の心に寄り添うヒントを徹底的に解説いたします。

読み終える頃には、あなたの不安は解消され、愛犬のために一歩踏み出す勇気が湧いてくることでしょう。

CONTENTS

なぜ愛犬の肛門腺ケアは大切なのでしょうか?~放置するリスクと愛犬のサイン~

まず、なぜ肛門腺のケアが必要なのか、その重要性からお話しさせてください。

犬のお尻には、左右に小さな袋状の器官があります。
これが「肛門腺(こうもんせん)」です。

ここからは、犬同士のコミュニケーションや縄張りのマーキングに使われる、独特の強い臭いのする分泌液が排出されます。(専門用語:肛門嚢(こうもんのう)に貯蔵され、排便時に自然に排出されるのが理想です。)

しかし、現代の多くの犬種、特に小型犬や体質の犬によっては、この分泌液がうまく排出されずに溜まってしまうことがあります。
分泌液が溜まりすぎると、愛犬は不快感を感じるだけでなく、炎症を起こしたり、細菌感染により「肛門腺炎」や、最悪の場合は袋が破裂してしまう「肛門腺破裂」といった重篤な状態に陥るリスクがあります。

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一般的に中型犬以上は、力む力が強いので、排便と共に排出されます。
肛門腺絞りが必要なのは小型犬(10㎏以下くらいが目安)です。

言葉を話せない愛犬は、痛みや不快感を様々な行動で示します。

  • お尻を床に擦り付ける(お尻歩き)
  • お尻をしきりに舐める、噛む
  • お尻の周りを触られるのを嫌がる
  • 排便時に痛そうなそぶりを見せる
  • 普段と違う強い臭いがする

もし愛犬がこれらのサインを見せているのであれば、それは「助けてほしい」というSOSかもしれません。

愛犬の快適な毎日を守るためにも、定期的なケアは非常に重要なのです。

「自宅で」肛門腺ケアを行うメリットと、あなたの不安を乗り越えるために

動物病院で肛門腺を絞ってもらうことはもちろん可能ですが、ご自宅でケアを行うことには、いくつかの大きなメリットがあります。

メリット1:愛犬のストレス軽減

多くの犬にとって、動物病院は緊張や不安を感じる場所です。
見慣れない場所で、見慣れない人に身体を触られることは、大きなストレスになります。

ご自宅で、慣れた環境で、大好きな飼い主様が優しくケアしてあげることで、愛犬の心身への負担を最小限に抑えることができます。

メリット2:愛犬との絆を深める時間

適切な触れ合いは、愛犬との信頼関係を深める大切な機会です。
肛門腺ケアを通して、愛犬の身体を丁寧に触り、変化に気づき、優しく接することで、お互いの絆はさらに強固になります。

これは、単なる「作業」ではなく、「愛のコミュニケーション」なのです。

メリット3:早期発見と費用軽減

定期的にご自宅でケアを行うことで、異変の早期発見につながります。
また、病院へ通う頻度を減らすことで、経済的な負担も軽減できるでしょう。

しかし、「失敗したらどうしよう」「愛犬を傷つけたら大変」という不安は当然のことですし、愛犬も甘えから暴れるケースも多いので、その場合は無理をせず、トリミングサロンや動物病院でお願いしましょう。

プロが教える!安心・安全な肛門腺絞りのステップ【初心者向け完全ガイド】

さあ、いよいよ実践です。まずは準備から始めましょう。

準備を整えましょう

愛犬がリラックスできる環境を整えることが、成功の鍵です。

  • 落ち着いた場所を選びましょう
    周囲に気が散るものがなく、愛犬が安心できる静かな場所を選んでください。
  • 必要な道具を揃えましょう
    • 使い捨て手袋:衛生のため、必ず着用してください。
    • ティッシュペーパーまたはコットン:排出された分泌液を拭き取るために、多めに用意しましょう。
    • 温かいタオルまたは清浄綿:ケア後に愛犬のお尻を拭いてあげましょう。
    • ご褒美(おやつ):ケアが終わった後に与え、ポジティブな体験として記憶させます。
    • (必要であれば)シャンプー:ケア後に臭いが気になる場合は、お尻を洗ってあげましょう。
  • あなたの心を落ち着かせましょう
    あなたが不安を感じていると、愛犬にもその感情が伝わってしまいます。
    深呼吸をして、穏やかな気持ちで臨みましょう。

分泌液は強烈な臭いがあるので、顔や衣服などにかからないよう注意しましょう!

愛犬とのコミュニケーションとリラックス

いきなり肛門腺を触るのではなく、まずは愛犬に優しく声をかけ、撫でてあげてください。

お尻周りを触られることに抵抗がある子もいるため、日頃からお尻やしっぽの付け根を優しく触る練習をしておくと良いでしょう。

「大丈夫だよ」「いい子だね」と、穏やかなトーンで話しかけ、愛犬の緊張をほぐしてあげてください。

安全な体勢の確保

肛門腺絞りは、愛犬が立っている状態で行うのが一般的ですが、小型犬の場合は抱っこして行うこともできます。

  • 立位の場合:愛犬の片側を壁に寄せ、もう片側をあなたの身体で支えるようにすると、安定しやすいです。
  • 抱っこする場合:片腕で愛犬の身体をしっかり抱え、もう片方の手でケアを行います。滑りやすい場合は、タオルなどを敷くと良いでしょう。

愛犬が暴れてしまわないよう、無理に押さえつけるのではなく、優しく包み込むようにしてください。

肛門腺の位置を確認する

手袋を着用し、いよいよ肛門腺を探します。

愛犬の肛門を時計の文字盤に見立てると、肛門腺は「4時」と「8時」の位置にあります。
人差し指と親指で、肛門のすぐ横、少し下あたりをそっと触ってみてください。

ピーナッツのような、あるいは小さなブドウのような、少し硬めの丸い袋状のものが感じられるはずです。

これが肛門腺です。
もし見つけにくい場合は、少しだけ皮膚を引っ張るようにして探すと分かりやすいことがあります。

優しく、しかし確実に絞り出す

肛門腺の位置が確認できたら、いよいよ絞り出します。

決して力任せに押さえつけたり、強く掴んだりしないでください。

人差し指と親指で、肛門腺を肛門の中心に向かって「下から上へ」「外から内へ」と、そっと優しく押し上げるようにします。

ちょうど、爪楊枝のキャップを押し出すようなイメージです。

この時、肛門腺の底部から上部に向かって、中身を押し出すように意識してください。
分泌液が飛び出すことがあるので、用意しておいたティッシュなどで受け止めてください。

分泌液は、黄色や茶色、時には黒っぽい色で、非常に強い独特の臭いがします。

左右両方の肛門腺から分泌液を絞り出します。

もし、何度か試しても全く出てこない、あるいは固くて絞り出せない場合は、無理をせず動物病院やトリミングサロンへ相談してください。

無理な力は、愛犬を傷つけたり、炎症を悪化させたりする原因になります。

ケア後のアフターケアとポジティブ強化

肛門腺絞りが終わったら、温かいタオルや清浄綿で愛犬のお尻を優しく拭いて清潔にしてあげましょう。

そして何よりも大切なのは、愛犬を思い切り褒めて、ご褒美を与えることです。
「よく頑張ったね!」「偉いね!」と、明るい声でたくさん褒めてあげてください。

ご褒美のおやつは、この経験が愛犬にとって「嫌なこと」ではなく「頑張ったら良いことがある」というポジティブな記憶になるよう助けます。

この習慣を繰り返すことで、愛犬は肛門腺ケアを嫌がらなくなり、むしろ期待するようになる子もいます。

どんな犬に肛門腺ケアは特に必要なのでしょうか?

すべての犬に肛門腺絞りが必要というわけではありません。
しかし、特に以下のような犬は注意が必要です。

  • 小型犬
    チワワ、トイプードル、ダックスフンドなど、小型犬は分泌液の排出が苦手な子が多い傾向にあります。
  • 肥満の犬
    体重が重いと、排便時の肛門腺への圧力が弱まり、排出しにくくなることがあります。
  • 軟便が多い犬
    便が柔らかすぎると、肛門腺を刺激する力が弱くなります。
  • 特定の犬種
    コッカースパニエル、ビーグル、ブルドッグなどは、肛門腺トラブルを起こしやすい傾向があると言われています。

愛犬の様子をよく観察し、前述の「お尻を気にするサイン」が見られたら、ケアが必要なタイミングかもしれません。

心理学と行動学の視点から考える、愛犬のための肛門腺ケア

私たちが愛犬の肛門腺ケアを行う上で、単なる技術だけでなく、愛犬の心理状態を理解し、行動に寄り添うことが非常に重要です。

  • 「不安」を「安心」に変えるアプローチ
    愛犬は、飼い主様の感情に非常に敏感です。
    あなたが不安そうにすると、愛犬も不安を感じてしまいます。
    落ち着いたトーンで話しかけ、優しく触れることで、愛犬に安心感を与えましょう。
  • ポジティブ強化の徹底
    ケアの後には必ずご褒美を与え、褒めてあげることで、「肛門腺ケア=良いこと」という関連付けをさせます。
    これにより、次のケアへの抵抗感を減らし、協力的な態度を引き出すことができます。
  • ボディランゲージの理解
    愛犬が耳を伏せる、目をそらす、震えるなどの拒否サインを見せたら、無理強いは禁物です。
    一度中断し、日を改めて、まずは触られることに慣らす練習から始めましょう。
    無理強いは、人間関係と同じで、信頼関係を壊す原因になります。
  • 一貫性のあるルーティン
    肛門腺ケアの頻度や場所、手順を一定にすることで、愛犬は「次はこうなる」と予測できるようになり、安心感を得やすくなります。

肛門腺ケアは、愛犬の身体の健康を守るだけでなく、愛犬の心に寄り添い、信頼関係を築くための大切なコミュニケーションの時間でもあるのです。

よくある質問とアドバイス

どのくらいの頻度で絞ってあげれば良いですか?

犬によって個体差がありますが、一般的には月に1回くらいが目安だと言われています。

support of smileでは、3ヶ月に1回を目途にしたほうが良いとお伝えしています。
その理由は、絞る頻度が高いと溜まりやすくなってしまうデメリットもあるためです。

もしくは愛犬がお尻を気にし始めるサインが見られたら、そのタイミングでケアをしてあげてください。

全く気にしない子であれば、定期的な健康チェックの際などに確認する程度で良い場合もあります。

うまく絞れない、または固くて出てこない場合はどうすれば良いですか?

無理に絞ろうとしないでください。
強く押しすぎると、愛犬を傷つけたり、肛門腺を炎症させてしまう可能性があります。
このような場合は、迷わず動物病院を受診してください。
専門家であれば、愛犬の状態を正確に判断し、適切に対処してくれます。

絞るのを嫌がるのですが、どうしたら良いですか?

肛門腺ケアを嫌がる場合は、まずは「触られること」に慣らすことから始めましょう。
お尻周りを優しく撫で、ご褒美を与える練習を繰り返し、徐々にケアに慣らしていきます。
無理強いは絶対にしないでください。
どうしても嫌がる場合は、トリミングサロンや獣医師に相談し、適切なアプローチ方法を学ぶことをお勧めします。

愛犬の快適な毎日を、あなたの手で

愛犬の肛門腺ケアは、最初は少し勇気がいるかもしれません。

しかし、愛犬の不快感を和らげ、健やかな毎日を送らせてあげたいというあなたの優しい気持ちがあれば、きっと乗り越えられます。

この記事でご紹介した方法を参考に、焦らず、愛犬のペースに合わせて、優しくケアに取り組んでみてください。
肛門腺ケアを通して、愛犬との絆はより一層深まり、お互いにとってかけがえのない時間となるでしょう。
もし少しでも不安を感じたり、愛犬の様子に異変を感じたりした場合は、動物病院にご相談ください。

愛犬の健康と幸せのために、今日からあなたも最高のケアパートナーになりませんか。
あなたの愛犬が、心穏やかで快適な日々を送れるよう、心から願っています。

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