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ブログ

「怒り」の感情

雨の日が多くスッキリしない日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回のブログは心理のお話で、タイトルにもある「怒り」の感情についてです。

怒りの感情がなぜ沸き起こるか考えられた方はいらっしゃいますか?

怒りが沸き起こる瞬間(イラっとする感情も含みます)をいろんなシチュエーションで思い起こしてみてください。

1)何度言っても子供たちが言うことを聞かない
2)愛犬にダメを教えて言うことを聞かない(オシッコをシートにできない)
3)友達、家族、身近な人との意見や考えの相違
4)自分が考えることに、友人、知人、家族が思った返事をしてくれなかったとき
5)相手に思いやりがない時や、意見を押し付けられたと感じた時

などなど、いろんなシチュエーションがあると思います。特に3と4は誰にでも経験があるのではないでしょうか?

これらを反対の方向性で見ることで、共通点が出てきます。それは「自分の気持ちと相違している」ということです。思ってた返事が返ってこなかった。気が合うと思ってたのに考えが違った。私は常識的にこう考えるのに相手は違った。そういう相違です。

1)、2)は、どのように接するかで変わります。まずは自分を見つめ、接し方を改めるべきです。
3)、4)、5)は、人間関係につきものですが、個人の考えなどは親しい間柄でも、それぞれの筋の通し方や常識の考え方など千差万別です。このシチュエーションは自分の意見を通そうとして、相手に合意してもらえなかった気持ちが怒りとなって現れやすいのです。そしてそれが愚痴に変わり、悪口に変わり、不平不満につながり・・・。激情(字のごとく激しい感情)を持っている方は、なんで私が悪いの!なんで言うこと聞かないの!と表面的にそう思い、自分でも気が付かない(気が付いている方もいますが)心の奥底は「私は何もしていないのに(悪くないのに)!なんで誰もわかってくれないの!」に変わります。

このように怒りの感情は「自分の思い通りにいかなかった」ことに関して沸き起こる感情です。
「怒り」=「自分の我侭」と捉えることで怒ることが虚しくなってきませんか?
かくゆう私自身もものすごく短気でした(笑)心理カウンセラーとして勉強することで、怒りの感情が一番虚しく、なんで怒る必要があるのか?という考えに変わりました。そしてイラっと来た時には、まずは「自分は今、何に腹を立てたのか?」を考えます。そうすることで冷静にもなれますし、馬鹿らしくなってきます。

今は自分が考える常識から外れている事柄に関してしか怒りが沸きません。例えばわかりやすいのがニュースです。保険金目的での養子縁組殺人や、介護をしたことがない某MCの介護についてのコメントなど。人としておかしいだろうと、多分誰もが思う行動を起こした人に対し、怒りを感じるだけになりました。

1)の子供に関して、親として注意するのは当たり前ですが、言い方があります。「お母さんは言ったからね?あとは自分で責任を取りなさい」親として甘やかさないということにも繋がります。
2)の愛犬に関して、動物だからとマニュアル通りで上手くいくはずがありません。動物にも性格があるんです。これがダメならこれで教えるなど、教え方を変えていくことです。そして動物は子供より楽な部分があります。褒めて褒めて悪いことは無視をする。とにかく褒めるときは過剰なくらいに褒めて、毎回褒めることです。(ただし犬種により通用しない場合があります)

また、イラっとしてもすぐに口に出さず、話し方で相手に自分の気持ちを伝えることが大事です。ハッキリものを言う、言わないではなく、話し方です。

わかりやすく例えるならば、喧嘩をしたときに誰もが良く使う台詞「それおかしいでしょ!私間違ったこと言ってる?」ではなく、冷静に「私はこう考えてるんだけど、どう思う?」など、相手に意見を伺う話し方をするだけで、頭ごなしの喧嘩ではなく「意見の交換」に変わり、人間関係も良好に変わってきます。

もし相手を思ってしたことが伝わらなかったときは「あなたの為にした(言った)のに!」ではなく「あなたの為にと思ったけど、迷惑だったかな。ごめんね」と言うべきです。なぜ謝るの?と思われたでしょうが、相手は「望んでいなかった」というのが相手の思いであり結果ですから、あなたの為にという行動でも、相手には押し付けでしかないことがあるからです。

こういう感情のコントロールは右脳の働きと左脳の働きが関係しています。女性は基本的に右脳、男性は左脳を使います。女性の右脳は言葉と感情を司るので、女子会などでは、お話に花が咲き、いつまでも話し込めますよね。また夢見るタイプは右脳の働きが強いです。男性の左脳は、理数系なので現実を司ります。話すのが苦手で文章(作文)を作ることは苦手ですが、重要点を押さえ短くまとめることに長けています。現実的な生き方ができ、冷静に物事も見れるのが左脳です。男性でも右脳の働きが強い方は、文芸家などに多いですね。

ずいぶん前に流行った「話しを聞かない男、地図が読めない女」が、わかりやすく脳の使い方・特徴をまとめていて、とても面白い本です。読書をする機会があればぜひ読んでみてください。
右脳と左脳をバランス良く活かすことで、頑なだった心も軽くなりますよ。

以前記事にした「安楽死について」で、陸君はどうなったのか、先生やお母様は大丈夫ですかと言った励ましのお言葉をいただき、誠にありがとうございます。
力み過ぎず、ボチボチやるようにしています。最近の陸君は呼吸も浅くゆっくりになってきました。ご飯時間の一時間前からいつも鳴いていたのに、時々ぐったり寝ていて鳴かないこともあります。寝ているときは起こさず寝かしています。ですがそれも問題ありで、床擦れができてしまい、褥瘡にならないか要観察している状況です。正直ここからが一番大変になります。2時間、長くても3時間おきに体位変換しないと褥瘡がすぐできてしまいます。褥瘡だけは避けてあげたいのですが、夜中に何度も起きるとなると、介護するほうがまた倒れる原因にもなるので、やるせない気持ちでいっぱいです。

そんな状況ですが、皆様からのお言葉にとても勇気づけられ励ましになりました。感謝いたします。無事に陸君を看取れましたとご報告できるようにしたいと思います。ありがとうございます。

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