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11月もはや中旬

11月もはや中旬を迎えようとしていますが、皆様お変わりありませんか?

2日に去勢を無事に終えたアルク。傷をひたすら舐めることもなく、薬もおやつのように食べるので
経過は順調すぎるくらい順調。4日目からはエリザベスカラーも外して過ごしています。
去勢をしたからといってもすぐに大人しくなるわけではありませんし、個体が持つ性格も左右します。
また、落ち着きが出てくるといわれますが、去勢後数ヶ月かかる個体もいます。

去勢前に形成された男性ホルモンがまだ体内に残っているせいで、それが残っている間はなかなか
落ち着きや大人しさは表面には表れないのですが、次に迎える繁殖期のストレスからは解放されるので
興奮しにくい、凶暴性、気が狂ったようなマウンティング、主人のコマンドが届かないということが
少なくなります。また不意に離れてしまっても他のメス犬に子供を孕ませてしまう心配がなくなります。

過去に去勢のことでいただいた質問を、少しまとめますので御参考にしてください。
Q1:精巣をとったあとの皮膚はこのままなのでしょうか?(去勢していないように見える)
A:皮膚が縮むまでは精巣があるように見えて不格好ですが、時と共に縮みますので御心配に及びません。
Q2:エリザベスカラーをとる時期は?
A:個体差によります。傷口を執拗に舐めまわさない状態なら3~4日で外しても問題ありませんが
  外して様子を観察してみて、どうしても舐めてしまう場合は外さないようにしてください。
  外さないことでストレスがかかり反対に舐めてしまう子もいますので、軽い散歩、暴れない程度で
  遊んであげること、ガムを与えるなど、ストレス解消に努めてあげて下さい。
  飼い主様の見極めも必要ですから、観察できる時(仕事を長期休めるなど)に行うのも大事です。
Q3:薬を嫌がって飲まない。
A:必ず飲ませてください。化膿してしまっては大変なことになります。
  軟らかいフードに混ぜたりして、与える努力を行ってください。
Q4:太りますか?
A:去勢や避妊に限らず、食べても太らない人がいるように個体差があります。
  去勢していなくても、運動量が少ない、おやつを良く食べるなど不摂生があれば太ります。
  去勢することで統計的にはやはり太りやすくなってしまう傾向がありますが、人と同じで
  しっかり食べて、しっかり散歩(運動)をすることを心がければ大丈夫です。
  去勢前の絶食を利用し、術後からフードを減らすようにしてもよいと思います。
  ただし、食糞に繋がる時は、量が足りないかストレスを抱えている状態ですので
  原因を探り対応しなければなりません。
Q5:去勢後も足を上げてオシッコをします。
A:確実に足を上げなくなるわけではありません。去勢時期にもよりますし、電信柱などにする前に
  飼い主様が更地などでオシッコをするよう声をかけたり、電信柱を無視するよう近づけないなど
  声をかけたりしてあげてください。足を上げてのマーキングに執着しなくなるだけのことです。
  飼い主様も「させない」ようにすれば、電信柱などを素通りするようになります。

去勢後のお話はここで終りまして、以前いただいた質問の「トイレでしなくなった」ことについて
少しまとめさせていただきます。
先月のレクチャーにて上記内容の相談がありましたが、トイレをしつけて上手く出来るように
なったのに、最近失敗する事があるとのことでしたが、「トイレ」はしつけだけではなく訓練です。
出来るようになったと安心したり、当たり前のことにするのではなく、トイレでしているのを
見つけたら褒めてあげる。「出来ることでも褒めてあげる」これが褒めて育てるということです。
反抗期やストレスを感じている時など、出来ていたことが出来なくなる(しなくなる)ことがあります。
訓練時期と違って出来るようになったら、見かけた時で良いので褒めてあげることが大事です。
また「褒める為に」トイレを見に行き確認するなど、普段から心がけてあげて下さいね。

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