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真っ白なノート

令和2年が始まり、すでに1月も中旬を過ぎてしまいました。
今年は寒暖差が激しく、長引く風邪をひいてしまいましたが、皆様は愛犬と共に、元気にお過ごしでしょうか?

昨年夏頃から続く、子犬の譲渡活動ですが、子犬育成に悩む方も多く見受けられます。
基本的に子犬は赤ん坊と同じで、言葉から教えていかなければなりません。生後4か月までは、言葉を教える期間だと思ってください。

日々の過ごす中で、排泄があれば「オシッコでたね」や「ウンチでたね」と排泄の言葉を教え、ご飯前には「ご飯だよ」と声をかけたり、片付けをするときは「ちょっと待ってね」と、お座りを見かけたら「お座りして賢いね」など、単語を使って覚えさせていきます。出来る、出来ないではありません。出来なくて当たり前なんです。
犬は賢いからすぐ出来ると、思い込んでいる方が非常に多いです。
そして、何をしても「ダメ!」と怒り、イライラしてしまっている飼い主様も多いのですが、出来なくて当たり前です。自分がイライラしないよう、部屋でフリーにするならオムツを穿かせたり、噛んではいけない物は片付ける。一番多くお話を聞くのは、フリーにして、ちょっとだけだからと目を離し、悪戯をされて怒っている飼い主様のお話です。

安易な気持ちが、赤ん坊の事故になってしまう事件があります。同じことが子犬にも言えます。犬だからと怒る前に、ご自身の行動を考えてください。
事故にならない努力、自分が怒らない状態を作る努力、これらを怠ったりしていませんか?

悪戯も、言うことを聞かないのも、子犬は当たり前なんです。一時でも目を離すなら、ケージ内に入れておくなど、赤ん坊と同じで、親としての努力を行わなければなりません。
物を壊されて、お金がかかると苛立ってしまうなら、大きくなるまで良い物を与えず、壊れても良い代用品を考えれば良いことです。

犬だから出来る。犬だから賢い。ではありません。動物も人も、赤ん坊の時期は真っ白なノートです。
少しづつ勉強して、ノートに自分の覚えた言葉や、褒められる行動を記録して、成長していくんです。
そのノートは、生後3~4ヶ月から、教えられたことだけではなく、自分の考えも記録されていきます。「自我の芽生え」です。そこからしつけの時期になります。ダメなことはダメ、トイレの失敗もダメと叱り、ここだよと教えていきます。重要なのはしつけに入る時期は、1回目のボス争いの時期でもあります。人の反抗期と同じです。これは生後3~4ヶ月目と6~8ヶ月目に、多くはオス犬に見られます。メス犬でも気が強い子にもありますし、甘やかされて育った子にも見受けられます。
この時期にしっかりボスを認識させることで、大変扱いやすい子に育ちます。しかし、間違った怒り方をして、中途半端になってしまい、「人が信用できない」という子に育ってしまう危険性もあります。
よく見かけるのが、怒ったら「放置すること」これは時と場合によるんです。何もかもが当てはまりません。事によっては、飼い主様の180度の態度の豹変を見せ、褒める事もあります。ようはメリハリです。

人の子と同じで「真っ白なノート」に、どう記録させていくか、これは飼い主様次第です。

さて、1月も中旬を過ぎました。健康チェックがまだお済みでない会員様は、早めのご予約をお願いいたします。
そして、今月の「しまんとワイワイ広場」は四万十町の大正で行われます。こちらも合わせて宜しくお願い致します。

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