いつもの生活に戻りつつも、アルクの「変化」は心理状況を見ながら現在調整中です。
「迷子」で一番困るのはアルクのように「犬」としての本能レベルが高い子ほど野生化しやすかったり
その子の持つ性格も左右しますが、性格に変化が表れたりすることがあります。
昔飼ってた雑種は普段攻撃的だったのですが、迷子になった時には人に尻尾を振り、愛想よく接し
水や餌を貰って可愛がってもらっていました(笑) 生きる術をよく知っている子でした。
アルクは神経質で怖がりなので不安やパニックになりやすく、それが攻撃性を引き出してしまいまして
現在、他の人に対し「触るな！」と威嚇行動が出てしまっています。
病院でも「これでもかー」というくらい先生に威嚇、お世話になっているトリミングサロン様でも
「触るんじゃねー！」と大暴れ･･･。肉球を損傷しているだけに、足を触られるのが嫌だったんですけども。
攻撃性を封じ込めるためにお気楽な子に育ててきたつもりでしたが、こうやって迷子になったときは
自力で生きていかなければならないので、私が一番心配していた変化を起してしまいショックです･･･
ただ、良い面もあり、大人になったなと感じるところくらいでしょうか。
家に着いた安心がアルクに落ち着きを与えたようで、子犬のようなガサツさがなくなりました。
落ち着きのおかげで吠え方にも良い変化が表れました。「ワン･･･ワン･･･」と状況を見るように。
コマンドの受け方も変化がありました。
今まではコマンドを与えると「ウフフ、見て見て！僕出来るの♥」と覚えた芸を披露してくれる子犬の
ような態度があったのですが、帰宅後は、まるでシェパードかと思うようなコマンドの利きの良さがあり
アルクをカッコよく見せてくれています。今のうちに、しっかりした訓練をと思いますが･･･
コマンドは利いていて呼び戻しもできるので、結局、私が留守の時に母が扱えなければ無意味なんです。
なのでドッグレクチャーでは「家族みんながリーダーになろう」とレクチャーしているわけですが(笑)
「私はただのお手伝い」という気持ちでは、動物を扱う従業員としては失格ですネ(￣Д￣;;
今はただ２度目、３度目の迷子がないことだけをひたすら祈るだけです･･･。
話は変わりまして現在トライアル中の輝人君。
トライアル先から電話もないので無事に過ごしているのかな？と勝手に思い込んでいます。
犬を知らない方ではないので、扱い方は慣れていらっしゃるでしょうから心配はないのですが
触れ合いができないので、トライアル様の気持ちが大丈夫かな？とそちらが心配です。
support of smileで慣れてきて、笑顔を見せてくれるようになり、アルクが帰宅する前日は
クンクンと小さな声で鳴いて知らせてくれた本当に性格の良い子で、私も愛おしくなっていました。
トライアル先でも輝人の可愛さと賢さをわかっていただければと思いますし、１度目の面会の際
輝人の目や生い立ちをしっかり受け止めてくれて、普通の犬だと言ってくださった大きな器を
持つ方でしたので、ぜひご縁が実ればと思います。
