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飼い主の知らない世界

突然ですが、飼い主様がいない時の愛犬の姿を把握できていらっしゃいますか?
今回は「分離不安症」という精神疾患と他人を噛んでしまったときのお話です。

分離不安症は飼い主が愛犬の傍を離れ、見えないところに行くことにより不安に駆られて
いつもは静かなのに気が狂ったように吠えたり、家では大人しいのに人に噛みついたり
愛犬がいつも同じ場所(手など)をずっと舐めて自傷行為をしたり、物を破壊したりします。

実は先日、飼い主が不在中だったとあるプードルに右膝の横を噛まれました。
私の姿を見た時から吠えたてまくり、目は敵意剥きだしだったので噛みつくだろうなと
思い、ギリギリ届かないかな?という場所にはいたのですが、読みが浅かったです・・・
他の方に伺ったお話だと、プードルの飼い主は愛犬が噛みつくことを知らないようでした。
怖いのは自分の愛犬が噛みつくことを知らずに、公共の遊び場に連れて行ったり、トリミングや
ペットホテルなどに預けたりする飼い主です。お店であれ犬仲間であれ、人に噛みついたら
損害賠償問題になります。たかが小型犬のプードルでも、噛まれれば大変な怪我をします。

 

左は噛まれた直後の写真。右は一晩経った写真。(醜い足を晒してすみません(^^;))
私の場合はジャージでしたので、表面のナイロンで歯が滑り、食いつかれることはありませんでしたが
見ておわかりになるとおり、歯があたっただけでも打ち身と内出血になっています。

田舎と呼ばれる地域は、愛犬が噛みついて損害賠償問題になることを知らない方が多いなと感じます。
昔のように「ごめんなさい。大丈夫ですか?」だけで済むことではない時代です。
怪我の状態がひどいと、噛まれた方の医療費(通院費)と、仕事ができずに休む場合はそれらを
負担しなければなりません。(慰謝料は請求するのが難しいので、ほとんどが損害賠償になります。)
かなりひどい状態になりますと、過去に芸能人のS・T夫妻の愛犬が人に噛みつき、多額の慰謝料を
請求された裁判は有名ですので御存知の方も多いかもしれませんね。

このように飼い主が自分の愛犬を把握出来ていない状況は一番怖いものです。
分離不安症はほとんどの犬が持っており、簡単に言うと飼い主への依存度です。
それがどのような症状かは犬によって違います。

先に記述したプードルのように凶暴性を露にしたりする子や
support of smileのアルクや未来、陸の場合は、私がいない不安を他人に甘えることで
自分の気持ちを落ち着かせています。そういう症状なら危害を加えないので安心できますし
病院へ連れて行っても「アル君来たー!」と看護師の方に喜んでもらえたりします。
吠えて噛みつくのは一番やっかいですし、飼い主が把握していなければなりません。
愛犬の飼い主不在中の状況をきっちり把握し、噛みつかない訓練をするのがマナーです。

すべての飼い主様に自分の愛犬の姿を把握していただく為に書かせていただきました。
噛まれたことに責任を追及している記事ではありませんので御理解ください。

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